感染症患者搬送

 西日本民間救急では感染症に感染している患者様を感染症患者専用車両での搬送をおこなっています。

感染症の種類によっては、防護服の着用や車輌は運転席と患者様の間にシールドを張り、搬送後はエタノールと次亜塩素酸ナトリウムで車両内の消毒を徹底して行い、防護服は都度廃棄いたします。

搬送乗務員は感染症搬送に関する知識や訓練を行っており、感染予防に努めます。


感染症の種類

類型

感染症名

搬送の可否

1類

エボラ出血熱・クリミア、コンゴ出血熱・痘そう・南米出血熱・ペスト・マールブルグ病・ラッサ熱

2類

急性灰白髄炎(ポリオ)、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る)、中東呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る)、新型コロナウィルス(2類相当)、鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)

3類

コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス

4類 E型肝炎、A型肝炎、黄熱、Q熱、狂犬病、炭疽、鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く。)、ボツリヌス症、マラ リア、野兎病 等
5類  インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)、ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を 除く。)、クリプトスポリジウム症、後天性免疫不全症候群、性器クラミジア感染症、梅毒、麻しん、メチシリン耐性黄色ブドウ球 菌感染症 等
新型インフルエンザ感染症

新型インフルエンザ:新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルスを病原体と するインフルエンザであって、一般に国民が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症の全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められているものをいう。

 

再興型インフルエンザ:かつて世界的規模で流行したインフルエンザであってその後流行することなく長期間が経過しているものとして厚生労働大臣が定めるものが再興したものであって、一般に現在の国民の大部分が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症の全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。

指定感染症

1~3類および新型インフルエンザ等感染症に分類されない既知の感染症の中で、1~3類に準じた対応の必要が生じた感染症(政令で指定、1年限定)                                              

1類に指定されなければ可

新感染症

人から人に伝播すると認められる感染症で、既知の感染症と症状などが明らかに異なり、その伝播力および罹患した場合の重篤度から判断した危険性が極めて高い感染症

※1類感染者や新感染症の患者様及び患者状態や当社の都合上、搬送できない場合があります。

 

搬送体制

乗務員

基本2名1組で搬送にあたり、感染症の種類によって防護服等を着用します。

防護服には(ガウン、ズボン、キャップ、手袋、N95マスク、ゴーグルまたは(フェイスマスク)等があり、感染症の種類によって着用種類が異なります。


搬送車両

感染症の種類により、運転席と患者様の間にシールドを張ります。場合によっては医療器具類にもシールドを張り、感染予防をします。

空気感染の恐れがある場合は、車内の窓を開けて走行し、換気扇を常時回しています。

同乗者は原則、搬送乗務員以外は乗車できません。


消毒

搬送終了後は車内をエタノールと次亜塩素酸ナトリウムで拭き、シールドを張り替えます。

使用済みの防護服やシールドは、都度破棄いたします。


搬送後車両停止

感染症の種類によっては感染を防ぐため消毒終了後、6時間以上または丸1日車両を停止し換気します。